2014年6月28日土曜日

◆テクニカルチャート解析では見えない部分?を分析する。

◆テクニカルチャート解析では見えない部分?

FX取引関連の情報の中には、ファンダメンタル要素による相場の分析や予測の分野があります。 それは主に国の金融政策とか貿易収支などを考慮した為替相場変動を織り込んだ分析方法と言えるでしょう。

為替市場では国と国の通貨価値の比較、通貨価値の変動による貿易収支のスライドなどの問題を抱えているため、 国の産業や企業、国を維持するための国際的なバランスを保つため、 これまで日本でも何度か行われたような政府介入が行われる場合があるのです。

政府介入による通貨価値の是正も、効果がある場合もあり、すぐに押し戻されて効果の無い場合もありますから、 そのような為替介入による事の是非は結果を見るまで分からないのが実情であり、 それほど、為替市場は国際的であり巨大な市場であると考える事ができます。

テクニカル分析の分野でも、そのような事情をある程度は考慮しないと、 とんでもない結果となる事は明白です。

テクニカル分析の分野で、ファンダメンタル的な要素を考慮するには、 MetaTrader4におけるW1チャート、MNチャートを詳細に検討するようにすれば、大きな分析結果の失敗を防ぐ事ができるでしょう。

数年前から注目を集めてきたAUD絡みの通貨ペアの例を見て見ましょう。

AUDUSDでは、H4チャート以下からD1チャートまでを見る限りでは、すでに指標の頂点に達していて、 もうそろそろ下降に転じても良いのではないか・・・と見る事ができるのですが、 MNチャートをみれば、そうではない事がすぐに読み取れます。

MNチャートでの、Ayana-4Bでは黄色バンドが受け持っていて、安値は前回の安値である0.87100付近、 高値は、1.07073付近と指標しています。

これは、M15チャート辺りですべての相場判断をしているトレーダーにとっては想像もできない価格である事でしょう。 このようにテクニカル分析の方法の中でも、特定の時間軸チャートにこだわらずに、 必ず全てのチャート、MNチャートまでをチェックするようにすれば、大きな判断ミスをしないで済むのです。

ファンダメンタル要素を重要視するために、国の金融政策や雇用統計の発表を、 無理やりに相場判断に持ち込んだり、こじつける理論を学ぶより、はるかに確実な分析方法と言えるでしょう。

ここまではテクニカル分析による予測、ここからはファンダメンタル要素による予測と言うように区分ができるのなら、 あるいは、そのような複雑な考え方を持ち込んだ相場予測をするのであれば、 全ての結果はチャートに表示されている訳ですから、全てのチャートをチェックする方法の方が簡単で早いでしょう。

そのような意味を含めてテクニカル分析では、 時間軸チャートに限定した精密な分析手法を用いると同時に、 チャート全体を包括的に分析するような手法を重複させて見る事により、より正確なテクニカル分析ができるものと考えられます。

NTS-Ayana-4Bシステムでは、その両方の分析を両立させる事を目的に組み立てられています、 それぞれの時間軸チャートで相場を精密に計測監視し、全ての時間軸に切り替えても共通するパラメータを使用する事により、 目的は達成する事ができます。

残る問題は、それを使用するトレーダーが、全ての時間軸をチェックする事を行うかどうかにかかっていると言えます。

以上の説明でNTS-Ayana-4Bシステムでできる分析の概要が飲み込めたでしょうか?

続いては、政府介入に至らなくても、世界中のFX市場に参加する人々や団体の思惑が突然介入してくる事が当然ある訳です、 そのため、NTSではNTS-Ayana-4Bシステムに加えて、MACDによる分析、Stochによる分析、BSSシグナルによる分析、 デジタルPivotによる分析を追加して総合的に判断する方法を採っています。

更に従来NTSではMXバンドと呼称していた分析方法を進化させ、 たとえば、M15チャートに上の時間軸の動向を重複させて表示する分析ラインを追加する方法を採用しています、 これらのラインや矢印は、全て画像的に重複することなく整然とチャート上に表示されるので、 相場判断も整然と行う事ができるのです。

いずれにしても、過去のチャートを使って分析する方法をどんなに解説しても、 それはあくまでも過去の結果であって、過去の奇跡や変動パターンを学習すると言う意味でしかなく、 今後が同じパターンで進むという前提がなければ意味の無い分析学習となってしまいます。

テクニカル分析の目的は、あくまでも過去から現在、現在から未来へとつながる要素をどのようにして、 連携するのか、あるいは過去を見なくても未来が見える方法は無いのか、 そういった問題に焦点を当てながら、相場分析を高度化する事にあります。

テクニカル分析を学ぶ貴方の参考になれば幸いです、 会員の方は更なるチャート解析の高度化を目指して頑張っていただきたいと思います。 NTS-FOREX

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