2014年4月8日火曜日

■今回のテーマは計測の限界を考える・・・です。

■チャート解析の基礎的な問題を解説してきましたが、今回は計測の限界を考える・・・です。

◆貴方がM1チャートで売買を実行する場合を考えて見ましょう。 M1チャートは、相場変動に対して非常に敏感に反応します、ローソクを1本形成する時間区切りは1分間なので、 10分間なら10本、1時間なら60本のローソクとしてチャートに表示されていく訳です。

◆M1チャートでは、変動幅が少ない場合にはゆっくりローソクの変化を見る事ができますが、大きなトレンド相場が発生した場合にはどうなるでしょうか? チャート画面がどんどん繰り上がっていったり、繰り下がっていくはずです、 これはトレンドだ!と感じとってから売買を実行しエントリーした場合、トレンドがどこまで進むのか?

◆そのような問題は、全ての時間軸でも言える事なのですが、対応しなければならない時間が大きく短縮されるのはM1チャートですから仕方がありません、 利益を出すと言う目的から見ると、 M1チャートで、例えば0.01ロットでエントリーして、0.1ロットでエントリーして、希望の利益に達するのはどの位相場が動けば良いのでしょうか?

◆次の問題点は、それらの問題を総合して判断するための指標プログラムはどうあるべきかと言う問題を考えて見ましょう。 M1チャートで分析結果を得るための最高期間は1時間程度と考えるべきでしょう、それ以上の判断が必要な場合はM5チャートやM15チャートがあるのですから、 そちらを使えば良いのです。

◆M1チャートで1時間は60分ですから、ローソク60本以内のデータを処理して分析結果を得ることになりますし、それが正当な方法となるでしょう。

◆同じ考え方でM5チャートを分析し、相場を予測するにはM1で60分であることをそのまま移行すれば5倍ですから300分で300本のローソクが限界と考える事ができます。 もちろん、この考え方が正しいのかどうかは、あなた自身が検証する必要があります。 いずれにしろ、意味の無い数値を用いてチャートを分析したところで、相場の予測には何の役にも立たない事を考えなければなりません。

◆このことを水深を計測する場合に置き換えると、1cmの物差しでは60cmを計測し、5cmの物差しで300cmを計測するのが限界ではないかと言う事です。

◆続いてM15ではM5の3倍ですから900cmとなりますので、M15の900本は900÷60で、15時間の相場を観測したり計算する事が限界と考えられる事になります。 そして、それぞれのチャート時間軸で計測し指標結果を求め、その時間軸での上の計測限界を迎えたら上の時間軸へと分析地点を移動しなければ、 正確な分析結果は得られないし、下の計測限界を迎えたら当然、下の時間軸へと分析地点を移動する必要があると言う事です。

◆FX相場を解析し、今後の相場を予測すると言う問題は、相場変動の範囲全体をカバーするために時間軸を区切っていたり、人間の感覚的なものを基準に時間軸を区切っていたり、人間の生活時間を考えて時間軸を区切っていたりする問題とは別の観点から、 以上のように計測したり計算する時間軸での限界を考えて分析を進めると言う考え方を導入すべきでしょう。

◆長い時間変化しない相場変動、瞬時瞬時に大きく変動する相場を正確に分析するために必要なこと、 それは、細かければ細かいほど良いとか、計測する時間が長ければ長いほど良い結果が得られると言うような間違った考えを持たない事であり、 チャート分析の限界を考えること、相場変動の限界を考える事、取引ロット数の総量の限界を考えること、等を総合的に考えて売買を進めるべきであると思います。

◆現在のNTSチャート解析システムは、2014-2となっています。 これは、NTS-AyanaBandシリーズを主体としたチャート解析システムですが、M1チャートからD1チャートの全てで簡単に正確にトレードできるように調整中です。 機会があればYOUTUBE動画でアップしますので、ご期待下さい。

NTS-FEOS教習課程

http://forex.ryuuguu.net/

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